つわりで入院した場合の病院での処置は?気になる入院費は?

妊娠した女性の50~80%は経験すると言われている「つわり」

つわりは、赤ちゃんが健康に育っている証拠なんて言われていますが、できることなら経験したくないと考えている方がほとんどだと思います。 昔からテレビドラマでつわりの再現シーンなどを見ている方は、「実際のつわりはこんなものではない」と感じていると思いますが、つわりを経験した女性のおよそ3分の1は、医療機関で何らかの処置を受けた経験があると言われています。 では、もしもつわりで入院した場合は、一体どのような治療を受けるのでしょうか。 入院に伴う費用等の説明も加えながらわかりやすくご紹介していきましょう。

つわりは薬で改善する!?

つわりが悪化して入院を余儀なくされる場合は、「妊娠悪阻」という診断名がつけられます。 妊娠悪阻は、妊婦さんの1%未満という確率で引き起こされるつわりの重症化した状態を指しているのですが、

  • 脱水状態を引き起こす
  • 血圧や脈拍などの異常が起きる
  • 全身が明らかに衰弱している

このように、通常のつわり以上の症状が引き起こされます。 つわりというのは、発症するメカニズムに様々な説があるものの、原因が明らかになっていないために特効薬はありません。 そのため、医療機関での処置は、ビタミン剤・ブドウ糖などの点滴が行われます。 症状に応じて吐き気止めや鎮静剤が投与される場合もありますが、つわりによる症状が薬により治まることはありません。

つわりでの入院期間

病院

つわりで入院となった場合の入院期間は個人差が大きく、人により大きな差があります。 軽度の場合で日帰りや3~5日程度の入院。 症状が酷くなると、安定期に入りつわりが落ち着くまでの期間は、入院生活を余儀なくされる場合もあります。 入院期間が長くなってしまった場合は、周囲の人が気をつけないといけないのが精神的苦痛の緩和です。 長い入院生活と、体調の悪さ。 そして、つわりというゴールの見えない症状に精神的に追い詰められて欝状態に移行する患者さんも珍しくありません。 心無い言葉や、思いやりのない言動に慎みながら、本人の立場になって寄り添う努力を周囲の人は心がけてあげてください。

入院費用

つわり(妊娠悪阻)での入院には、健康保険が適応されます。 日帰り入院や、1週間以内での入院生活の場合は、投薬の回数や大部屋・個室などでも費用が異なりますが、およそ10万円以下と言われています。
checklist-icon150※5日間入院の1日3度の点滴治療で約6万円前後という例があります。 長い通院などで高額になる場合は、「高額医療費制度」が適応となりますので、後に市町村から返金される可能性かが高くなります。 加入している健康保険によっても返金される金額は変わってきますので、自身が加入している健康保険がどのような種類なのかを事前にご確認ください。 また、高額医療費制度で適応になるのは、あくまで治療費です。 差額ベット代などは含まれませんのでご注意ください。

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