妊娠つわり中の食事で押さえておくポイント

妊娠初期に発症する「つわり」。
つわりは、個人差が大きいという特徴がありますが、酷くなると食事を全く受けつけなくなるので、母体の脱水症状が危惧されます。 では、妊娠つわりで押さえておくべき食事のポイントや、つわり中でもこれなら食べることができた!という食品のランキングをご覧下さい。

つわり中に気をつけたいポイント1 

水分補給 よく、「食べないとお腹の赤ちゃんに悪いから」なんて言葉を耳にしませんか? 実は、お腹の中の赤ちゃんは優先的に栄養が行き渡るので意外と丈夫だったりします。 その代わり、食事を受け付けなくなってダメージを大きく受けてしまうのが母体です。 母体が大きなダメージを受けてしまうと、後に結果的には赤ちゃんに悪影響を及ぼすので、ここでは母体を少しでも安定させる水分補給のポイントをご紹介していきましょう。 water まず、食事ができなくても水分が補給できている場合は緊急に治療が必要になるケースは少ないでしょう。 ご飯は食べられないけれどジュースは飲める。 食事の代わりに果物は食べれる。 このような状況の場合は、母体が脱水症状を引き起こしてしまう可能性も低いので、とりあえずは安心です。 また、唯一氷を舐めていることができるという方は、水分補給に有効となりますので積極的に摂取してください。
※ただし、このような状態が長期に及ぶ場合は担当医の指示に従うこと。 もしも、水分が一切取れない。 食べ物も飲み物も補給できない。 このような状態の場合は、病院での点滴治療が必要となります。

多少でも食べられる場合に意識したいビタミン類

ビタミンを豊富に含む果物や緑黄色野菜は意識的に摂取するのが理想的です。 バナナにはビタミンB6が豊富に含まれていますし、ほうれん草には葉酸も含まれています。 少量を何度にも分けて摂取すると、吐き気が強くならずに栄養素を体内に効率よく補給できます。

つわり中の人気食品ランキング

つわり中は、日ごろと食べ物の好みが変わる方も多く、食べれる食品を探し求めている方も多いと思います。
世の中のつわり中の妊婦さんが好む食品をランキングでまとめてみると、

  • サイダーやコーラなどの炭酸飲料
  • フライドポテト(ファーストフード店のもの)
  • アイスクリーム
  • スイカ
  • いちご

その他、6位に梅干しという順になっています。

なかでも、1位の炭酸飲料はかなり人気が高く、つわりで苦しむ大半の妊婦さんが好んで摂取していると言います。 炭酸飲料の中でも人気なのが「サイダー」や「フレーバー炭酸水」で、飲んだ瞬間に口の中が爽快になる感覚が人気の理由です。 また、脂っこいものが食べられないイメージが強いつわりですが、なぜかポテトフライが食べたくなる方が多いようで、ファーストフード点で購入する際は「塩抜き」にしてもらい食べているという女性が多くいました。 妊娠中の塩分はむくみやすく、妊娠中毒症を起こすきっかけにもなりうるので、このように塩分の過剰摂取は控えましょう。

また、5位にいちごが入っているのはいいことですね!

葉酸を多く含む果物の第2位はいちごです。いちご100g(7~10粒)が含む葉酸量は90㎍です。ちなみに第1位はライチの100㎍ですが、甘さが口に残りますのでサッパリするとは言い難いですね。果糖も気になります。

妊活中や妊娠中に摂取したい葉酸の量は、400㎍(マイクログラム)/日であり、上限は1000㎍です。

いちごだけで葉酸を補おうと思うとその約5倍の量(50粒!)になってしまうので、これは現実的ではありませんね。

厚生労働省からの推奨は、最低ラインの400㎍はサプリメントで摂取しましょう、というものです。つまり、つわりがどんなにひどくて何も食べられない!という時でも、葉酸サプリだけは頑張って摂りましょう!
あとは、お口をスッキリさせてくれるいちごで葉酸を補完し、辛い時期でも一石二鳥を狙っちゃいましょう。

レバー類は葉酸が非常に豊富ですが、つわりでなくともなかなか苦手な方も多く、現実的に難しい食材です。いちごが出回らない時期は、えだまめ(冷凍もOK)やホウレンソウ、パセリなども葉酸が豊富な食材ですので、塩分に気を付けておやつがてら食べてみてはいかがでしょうか。

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